マーケティングと聞いて、
心がざわついたあなた。
そんなあなたにこそ
読んでほしいのがこの記事です。
マーケティングとは、「◯◯◯である」。
なたはマーケティングと聞いて、このように簡潔明瞭に答えられるでしょうか?
おそらく無理だと思います。
わたしも無理です。
すぐに応えることはできるひとは、
よほどのマーケティング上級者。
そんなひとはこの記事を読む必要はないでしょう。この記事はあくまで「マーケティングとは???」という方に向けたものです。
まずは基礎用語を知り、マーケティングの理解を少しずつ深めていくことで、あなたのビジネスをさらに飛躍させましょう。
マーケティングとは?初心者にもわかりやすく簡単に解説
商品が売れるための仕組みをつくること
これがマーケティングです。
つまり、商品を売るために行う行動すべてがマーケティングといえます。
メルカリ、ヤフオク等で個人でも物を売買できるようになった現代。ほとんどの人がマーケティングに関わっているともいえます。
マーケティングは敬遠するものでなく、
わたしたちのすぐ身近にあります。
マーケティングを習得すると見える未来
社会の変化が激しい現代において、売れ続ける商品をつくるのは至難の業です。
まず商品やサービスに興味を持ってもらうい、そして手に取ってもらう。
そこから良いものと認めてもらい。リピートしてもらう。
このような好循環のサイクルを生み出すために、マーケティングは活用できます。
「商品が売れない」
「リピートに繋がらない」
そんな悩みがあるなら、マーケティングを学び改善を図るとよいでしょう。
ただし「マーケティングを学ぶと必ず売れる」。
という甘い世界ではないですが、知識として経験としてその体験は残ります。
経験を得ることは失敗を重ねることであり、
成功する秘訣でもあります。
マーケティング初心者の勉強法とは?何からやるべき?
幅が広いマーケティングですが、初心者が勉強するなら次の方法があります。
「時間をかけずにまとまった情報をざっくり理解したい」という方には、次の媒体での勉強がおすすめです。
- インターネット記事
- YouTube
- 書籍(Kindle、Amazonオーディブル等含む)
上記の方法なら、時間をかけず・スキマ時間にまとまった情報を得ることができます。
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初心者が知っておくべき必須のマーケティング基礎用語
この記事では、奥が深いマーケティングの基礎となる用語解説を行います。
用語が分からないことには、書籍やWeb記事を読んでも、何を言っているのかさっぱりですよね
マーケティングの入り口として、基礎的な用語を覚えておくと良いでしょう。
一度に覚えるのは難しいなら、ブックマークで保存して、辞書のように活用することもできます。
1、ペルソナ
自分の商品やサービスを届けるターゲットを具体的にイメージした、架空の人物像をペルソナといいます。
ペルソナをより詳細に設定することにより、商品やサービスを提供するための施策を効率よく高精度に行えるようになります。
パン屋さんを例に考えてみましょう。
パンは甘いものから惣菜系のものまで種類が豊富にあり、老若男女が食べる食品です。
来店客を増やすために広告を出そうとして、2パターンのペルソナを設定しました。ペルソナ設定だけで、どのような違いが生まれるでしょうか。
1、「パン好きな人全般」がペルソナ。
この場合は、ターゲットを絞りづらく幅広い層にアピールする必要があります。万人に届く広告はより多くの人に読んでもらえそうですが、それは完全に誤りです。
2、「パン好きな人、特に甘いパンが好き、10代、男性」がペルソナ、
1、に比べてとても情報量が多くなりました。広告を出すなら、10代男性がよく見る(InstaglamやTkTok)媒体を絞り、かつ甘いパンを使ったアピールをすることで、広告効果を高めることができそうです。
このようにペルソナをより詳細に設定すればするほど、適切で高精度な施策を打ち出しやすくなります。
2、ベネフィット
商品やサービスを使うことで得られる変化や体験のことをベネフィットといいます。
ベネフィットと似ているものでメリットがありますが、少し意味が違ってきます。
メリット→他製品と比べてその商品より優れている点やアピールできる点のこと
ベネフィット→購入者がその商品を購入して得られる変化や体験のこと
- メリット:他製品と比べてその商品より優れている点やアピールできる点のこと
- ベネフィット:購入者がその商品を購入して得られる変化や体験のこと
そしてベネフィットには、機能的ベネフィットと情緒的ベネフィット2種類のベネフィットがあります。
・機能的ベネフィット:商品によってもたらされるプラスの効果
【例】徹底されたサービス(快適さ、安心感)
・情緒的ベネフィット:商品によってもたらされるプラスの感情
【例】非日常や優越感を得られる(満足度、優越感)
ベネフィットは、潜在ニーズとも呼ばれます。
商品やサービスを利用して得られる利用者のニーズを深掘りすることで、利用者に刺さる訴求を行うことができます。
3、カスタマージャーニー
カスタマージャーニーとは、顧客が商品やサービスに出会い、そこから比較検討して購入に至るまでの流れのことです。
日本語でいうと「顧客の旅」という意味があります。
興味関心→情報収集→比較検討→購入→共有や拡散(レビューなど)
カスタマージャーニーは、顧客との接点を確認して、どの段階でどんなアプローチをするべきかを考えるために利用されます。
また、カスタマージャーニーをメンバーと共有することで、目標達成に向けた施策を見つめ直すこともできます。
4、AIDA(アイーダ)の法則
AIDAの法則(アイーダの法則)は、ユーザーが商品の存在を知り購入に至るまでの心理を4つのプロセスに分けて説明したものです。
- Attention(注意)
- Interest(興味・関心)
- Desire(欲求)
- Action(行動)
AIDAの法則を理解して、各プロセスごとにマーケティング施策をおこなうことが、商品を売るために必要だとされています。
5、3C分析
Costomer(市場・顧客)、Competitor(競合)、Company(自社)の3つ頭文字「C」から分析する方法が3C分析です。
- Costomer(市場・顧客) 市場規模や成長性、顧客ニーズなど対象の市場を分析します。
- Competitor(競合)競合他社の規模やシェア、自社製品の強みや弱みを分析します。
- Company(自社)市場・顧客、競合を分析したあと、自社を分析して戦略を立てます。
3C分析はマーケティング戦略を考えるうえで、顧客のニーズ・自社の強みや弱み・競合の動向を分析することで、市場における自社の立ち位置を把握して、立ち位置に応じた対策をするものです。
マーケティングの初期段階において利用されるのが3C分析です。
6、4P分析
Product(商品)、Price(価格)、Place(流通)Promotion(販売促進)の4つの頭文字Pを使ったマーケティング手法です。
4つのPを分析することで、具体的なマーケティング戦略を行うことができます。
- Product(商品)どんな製品やサービスを提供するか
- Price(価格)製品をやサービスをいくらで提供するか
- Place(流通)製品やサービスをどのように提供するか
- Promotion(販売促進)製品やサービスをどのようにアピールするか
4P分析は、「何を」「いくらで」「どこで」「どのように」売るかの戦略を立てるために役立ちます。
7、SEO (Search Engine Optimization)
SEO(エスイーオー)とは、検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)という意味で、Googleで上位に表示させるために行う施策のことです。
SEO対策は3つに分類されます。
- コンテンツ対策 →記事の内容つまり質で検索結果の上位を目指す
- 内部対策 →検索エンジンから正当に評価してもらうための対策
- 外部対策 →他サイトからのリンクを受けて評価を高める対策
この3つの対策に取り組むことで、googole検索の上位を取る確率を上げていきます。
SEOは奥が深くここでは紹介しきれません。興味ある方は掘り下げて調べてみてください。
8、LP (ランディングページ)
LP(ランディングページ)とは、集客からサービスを注文してもらうために作られたWebページです。
Web上で見かける商品購入を促す縦長のページをLPと呼びます。通信販売や企業の商品ページなどの多くがこれにあたります。
HP(ホームページ)は、広くみんなに知ってもらうためのページ
LP(ランディングページ)は、商品を売るためのページ
9、オウンドメディア
オウンドメディアとは、自社で運用しているメディアのことで、企業のHPなどがそれにあたります。
ネットが一般的に普及したことから、現在では企業が自社メディアを運営するのは当たり前になりつつあります。
ところで、オウンドメディアの反対語が何か知っていますか?
答えは「ペイドメディア」です。
ペイドメディアは、自らがお金を払いメディアに広告を出してもらうパターンを指します。 TVやYouTubeに広告を出しているメディアがペイドメディアにあたります。
「オウンドメディア」とあわせて「ペイドメディア」も知っておくと、違いがわかり理解しやすいでしょう。
10、PV(ページビュー)
PV(ページビュー)とは、対象のメディアが閲覧された回数のことです。
運営するメディアで対象の記事がどれだけ見られたかを示す数値となります。
PVが10,000であれば、対象記事が10,000回見られたことを表します。
PVが多いほど商品やサービスを購入してもらう機会が増えるため、Webマーケティングでも重要視される数字となります。
11、UU(ユニークユーザー)
UU(ユニークユーザー)とは、重複を除いてWebサイトに訪問したユーザーの数を表しています。
PV数が10,000でも、100人のユーザーが100回ずつ特定のページを見た場合は100UU、10,000人が1回ずつ特定のページを見た場合は10,000UUです。
- PVは特定のページが閲覧された回数
- UUは特定のページに訪れたユーザー数
12、インプレッション
インプレッションは画面に表示された回数のことです。 ネット上において、書いたブログ記事等が表示されれば、1インプレッションとして計算されます。
読まれなくても、表示されれば1インプレッション。
たとえば自分で書いたブログ記事が、1,000人の検索結果に表示されたなら、1,000インプレッションとなります。
13、CTR(Click Through Rata)
CTRは表示された記事がクリックされた回数です。
対象のWebページが表示され、実際にクリックされると1クリックとしてカウントされます。
たとえばインプレッション数が1,000回で、10回記事をクリックされると、CTRは1%となります。
【計算方法】クリック10回÷インプ1,000=CTR1%
14、CVR(Conversion Rata)
成約にいたった回数、つまり商品が売れた回数を表すものがCVRです。
対象のWebページで1,000回のインプがあり、そのうちの10人が記事をクリック、さらにその中の1人が商品を購入した場合のCVRを考えてみましょう。
インプレッションを基準した場合で考えると、1,000回インプがあり1人が商品購入(コンバージョン)したとすると、CVRは0.1%となります。
■計算方法:商品購入1人÷1000インプ=CVR 0.1%
一方CTRを基準にした場合で考えると、10回クリックされて、その中の1人が商品を購入したとすると、CVRは0.1%となります。
■計算方法:商品購入1人÷10クリック=CVR 10%
CVRはどこの数字を利用して算出しているかにより、数値が異なります。
15、CPC=クリック単価
CPC(Cost Per Click)とは、1クリックにあたりの単価のことです。
ユーザーを対象のサイトに誘導させるための単価なので、CPCが低いほど広告の費用対効果は高いといえます。
16、CPA /CAC =顧客獲得コスト
一人当たりの顧客をいくらで獲得できたかを表すのが、CAC(Customer Acquisition Cost) /CPA (Cost Per Acquisition)です。
CAC=顧客獲得のために費やした費用÷新規顧客獲得数
【例】
・10万円の広告で100人の顧客獲得すると →10万円÷100人=CACは1,000円
・10万円の広告で一人の顧客を獲得すると →10万円÷1人=CACは10万円
そしてCPA。CPAは顧客獲得単価で、CACと意味はほぼ同じですが使用される場面が異なります。
CPAはマーケティングにおいて用いられることが多く、購入や問い合わせにかかる、1回あたりの顧客獲得の費用を表します。
17、LTV=顧客生涯価値
一人あたりの顧客が生涯いくらの売り上げを生み出すかを表すのがLTV(Life Timu Value)。
LTV=平均購買単価×購買頻度×購買購読期間
これだとちょっと分かりずらいですよね?
かんたんに説明すると、 月1,000のサブスクを利用している場合、
・3ヶ月でやめる人の LTVは3,000円 。
・12ヶ月でやめる人だと LTVは12,000円。
・ 顧客の平均が6ヶ月なら LTVは6,000円となります。
つまり一人の顧客から、6,000円のLTVを獲得できるとなるわけです。 LTVがわかれば、かけられる広告費などが割り出せます。
18、ROI=投資対効果
ROI(Return On Investment)は投下した広告に対して、いくらの利益が出たかを表すものです。
ROI=利益金額÷投資金額×100(%)
たとえば、
10万円の広告費を投下して100万円の利益が出たらROIは10倍(1000%)
10万円の広告費を投下して1万円の利益が出たら、ROIは0.1倍(10%)となります。
おまけ(インプレッションとPVの違い)
おまけとして、混同しがちな「インプレション」と「PV」の違いについて解説します。
- インプレション :広告や該当ページが表示された回数
- PV(ページビュー) :ユーザーが広告や該当ページを閲覧した回数
つまり、ただ表示されただけの回数なのか、広告や該当ページを閲覧したのかという違いがあります。
「表示されただけ」と「閲覧した」にはユーザーの行動として大きな違いがあります。
初心者マーケティングの基礎用語のまとめ
マーケティングとは、
商品が売れるための仕組みをつくること
Webライターなら自分が執筆した文章が商品、
ブロガーならブログ自体が商品でありサービスになります。
自分が執筆した記事を多くの人にみてもらうことで、その記事をみたクライアントから執筆依頼が来るかもしれないし、ブログに訪れてくれる人が増えれば、アフィリエイトの成果がより大きくなるかもしれません。
マーケティング力が上がれば、生活の様々な場面での思考能力が向上するでしょう。というのも、事実と数字をもとに考える力が養われるためです。
「商品やサービスが思うように売れない」「うまく展開できない」と感じているのであれば、マーケティング力が乏しいのかもしれません。
奥が深く簡単には習得できないマーケティングですが、基礎用語を理解しつつ少しずつ習得していきましょう。
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