文章の型で「文章が書けない・書き方が分からない」悩みを解決|ライティング初心者〜中級者

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文章との型として有名な「PREP法」「PASONAの法則」なら、Webライターやブロガーは一度は見聞きしたことがあるでしょう。

では、そのほかの文章の型をご存じでしょうか。

  • SDS法(エスディーエス法)
  • ホールパート法
  • CREMAの法則(クレマの法則)
  • AIDMAの法則(アイドマの法則)
  • AISASの法則(アイサスの法則)
  • AIDCASの法則(アイドカスの法則)
  • QUESTの法則(クエストの法則)
  • ストーリーフォーミュラ

このように文章の型はたくさん存在しています。

文章の型を知っておけば、さまざま場面に合わせて文章を書くことができます。

魅力的な文章が書けないと悩んでいる人は、まずは型を覚えるといいでしょう。

それぞれの文章の型について詳しく解説しているので、自分が使いやすい型から覚えてみてください。

目次

いつ・どこで・どの文章の型を利用すれば良いの?用途別に解説

文章の型には、それぞれに得意な場面が存在しています。

1、話をわかりやすく伝えたい場合
   PREP法、SDS法、ホールパート法
2、読者に行動を促したい場合
   PASONAの法則、CREMAの法則、AIDMA(AISAS・AIDCAS)の法則
3、購買意欲を高めたい場合
   QUESTの法則、ストーリーフォーミュラ

場面に合った文章の型を利用をすることで、文章の力を最大限に発揮でき、魅力的な文章が書けるようになります。

1、話を分かりやすく伝えたい時に使える文章術

こちらでは文章の型をひとつずつ勉強していきます。

どうな型でどんな場面に利用できるのか、またどんな書き方をすれば良いかを確認していきましょう。

SDS法(エスディーエス法)|分かりやすく端的に相手に伝える文章の型

SDS法とは、次の頭文字を取った文章の型です。

  • Summary(要点)
  • Details(詳細)
  • Summary(要点)

ニュース番組やスピーチなどにおいて、商品やサービスを分かりやすく相手に伝える場面で利用されます

短い時間や制限がある文字数で、端的に伝えたいときに有効なフレームワークといえるでしょう。

最初に要点を話すことで話の全体像が分かりやすく、最後に要点を話すことで内容を再確認できることから、端的に伝えたい場合に有効です。

以下が例文です。

【要点】記事執筆において大事なのは、リサーチと構成です。

【詳細】キーワードのリサーチを入念に行い、魅力的な構成が作成できれば、本文の執筆時にはあとは構成にしたがって書いていくだけという状態を作れます。

【要点】効率的かつ魅力的な文章を執筆するには、しっかりとしたリサーチと丁寧な構成が欠かせません。

このように、ものごとを簡潔にまとめて説明できる文章の型がSDS法です。

自由度が高いため幅広い場面で利用でき、ライティング初心者も実践しやすい型となります。

ホールパート法|相手に分かりやすく説明する文章の型

「あなたの話はわかりずらい」「結局何が言いたいの?」会話の相手にこのように言われたことがありませんか?

そんな時はホールパート法を意識して、会話をしたり文章を書いたりすると、相手に分かりやすく内容を伝えられます。

ホールパート法は次のように話をまとめることで、相手に分かりやすく説明する方法です

  • Whole(ホール):全体像
  • Part(パート) :部分
  • Whole(ホール):全体像

まず全体像を伝えたうえで、全体を構成するそれぞれの部分を説明して、最後にもう一度全体像を伝える構成になります。

以下が例文です。

Whole(全体像):今回発表するサービスの概要がこちらです。このサービスを成功させるためには重要なポイントが3つあります。

Part(部分):では成功に不可欠な重要なポイント3つをそれぞれ詳しく説明します。
 1、〇〇〜
 2、〇〇〜
 3、〇〇〜

Whole(全体像):これら3つのポイントを押さえれば、このサービスを成功させることができるでしょう。

ざっくりですがこのような使い方をすれば、話の論点がずれることなく分かりやすく説明できます。

説明が下手、話をまとめるのが苦手、そんな人はホールパートを法を意識してみましょう!

2、読者に行動を促したい場合に使える文章術

CREMAの法則(クレマの法則)|根拠を提示して相手に行動してもらう文章の型

次の頭文字を取ったものがCREMAの法則です。

  • Conclusion(コンクルージョン):結論
  • Reason(リーズン):理由
  • Evidence(エビデンス):証拠
  • Method(メソッド):手段
  • Action(アクション):行動

CREMAの法則は、PREP法とPASONAの法則を足して2で割ったような文章の型です。

PREP法には無い証拠を提示することで、より読者に行動を起こしてもらいやすく、PASONAの法則より簡潔な文章で、読者に行動を促せる文章術と言えます

たとえばCREMAの法則を使えば、次のような例文が書けます。

1、結論(Conclusion)
副業を始めるならWebライターがおすすめです。

2、理由(Reason)
なぜなら未経験者でも初期投資なく始められ、在宅でもできる仕事だからです。

3、証拠(Evidence)
証拠にWebライターはパソコンさえあれば誰でも始められます。
※データがある場合はデータを盛り込めば、より信用度を高められます。

4、手段(Method)
まずは、「クラウドワークス」や「ランサーズ」などのクラウドソーシングサイトでタスク案件に調整しましょう。

慣れてきたら、プロジェクトやコンペ方式に挑戦し、案件をこなしながらライティング能力の向上を目指します。

5、行動(Action)
パソコンさえあれば、在宅で今すぐ誰にでも始められる副業がWebライター。あなたも行動するだけでWebライターとして副業を始められます。

このように証拠を提示して読者の信用を高められるCREMAの法則は、行動を起こしてもらいたい場合に活用できるので、メルマガやアフィリエイトにも有効です。

どんどん活用して自分のものにしていきたいですね。

AIDMAの法則(アイドマの法則)|消費者の購買行動を把握

AIDMAの法則は、消費者の購買行動の流れを示したものです。

マーケティング施策を考える時のフレームワークとして使われている法則で、マーケティングの解説によく登場します。

  • Attention(アテンション):注意
  • nterest(インタレスト):興味関心
  • Desire(デザイア):欲求
  • Memory(メモリー):記憶
  • Action(アクション):行動

消費者は商品を購入する際、無意識にこの流れで購入に至っています。

具体的に説明すると、

1、注意(Attention)
商品を認知して得た情報から注目している状態。「こんな商品があるんだ」と消費者の心が動く。

2、興味関心(Interest)
商品に興味を持ち期待を抱く段階。「この商品よさそうだな」と消費者が興味を持つ。

3、欲求(Desire)
商品の特徴を理解して購入したいという欲求が芽生える段階。「この商品ちょっと買ってみようかな」と購入意欲が湧く。

4、記憶(Memory)
商品を記憶して購入について具体的に検討する段階。「こんな場面で使用するにはこの商品がいいな」と思えるよう具体的な使用例まで落とし込む。

5、行動(Action)
商品の購入を決意して、店舗へ訪問するなどの行動を起こす段階。「店舗に行って実物をみてみよう」と行動する。

このように、顧客の行動心理を表したものがAIDMAの法則です。

AIDMAの法則は100年経った今でも通用する理論として、いまでもマーケティングに活用されています。

消費者が今どこの段階にいるのかを理解して、マーケティング戦略を立てるのです。

また、マーケティングだけではなく、この行動を理解して文章を作成することで、商品購入を高めるような文章を書けるようになります。

ただし商品購入を促す文章の型なら、PASONAの法則、CREMAの法則、QUESTの法則の方がより使いやすいかもしれません。

AIDMAの法則は古くから使われるフレームワークで、近年ではここから派生した新しいフレームワークも誕生しています

それが、AISASの法則(アイサスの法則)やAIDCASの法則(アイドカスの法則)です。続いてこの2つについても解説します。

AISASの法則(アイサスの法則)|現代に合った行動プロセス

AISASの法則は、以下の5つの単語の頭文字をとってものです。

  • Attention(認知・注意)
  • Interest(興味・関心)
  • Search(検索)
  • Action(行動)
  • Share(共有)

AISASの法則は、インターネットが普及した現代における、消費者の購買行動モデル(行動プロセス)を表しています

具体的な行動プロセスはつぎのとおりです。

Attention:まず消費者は、雑誌やテレビ、友人から口コミなどから商品を認知。
Interest(:認知した商品に興味や関心を抱き、購入について検討。
Search:この商品は本当に必要か?自分に合っているものなのか?を調べる。
Action:調べた結果が自分の思うような商品であれば、購入という行動に至ります。
Share:購入した商品は、SNSや口コミで情報を共有。

AISASの法則を利用して消費者の行動を理解すれば、より読者に寄り添ったコンテンツや文章を作成できるようになります。

AISASの法則の順序に従いライティングして、購買率の高いコピーを作成しましょう。

AIDMAの法則は従来のメディア(テレビ・新聞・雑誌)を活用したプロセスです。

一方、AISASの法則は、現代のメディアに即した(SNS・インターネット)購買プロセスを表す法則となります。

AIDCASの法則(アイドカスの法則)|セールスライティングに活用

消費者が商品を購入する際の心理や行動を分析したものが、AIDCASの法則です。

  • Attention(アテンション):注目
  • Interest(インタレスト):興味
  • Desire(デザイアー):欲求
  • Conviction(コンビクション):確信
  • Action(アクション):行動
  • Satisfaction(サティスファクション):満足

これらの行動を理解すれば、セールスライティングに活用できます。

つまり、AIDCASの法則はPASONAの法則と同様に、セールスライティングに有効なフレームワークと言えます。

PASONAの法則は、読者が抱える悩みに寄り添うところから始まり、その悩みを解決していくようなセールスライティングです。

一方AIDCASの法則は、商品ありきでその商品に対しての購買意欲を高めていく構成となっています。

AIDCASの法則を用いて文章を書くなら、次の点に気を付けると良いでしょう。

  1. Attention(注目):インパクトがあるキャッチコピーで注目を集める
  2. Interest(興味):自分に最適な商品だと思わせることで興味を引く
  3. Desire(欲求):この商品を手に入れることで素敵な未来が待っていることを示し欲求を満たす
  4. Conviction(確信)商品に対する不安を取り除き、この商品は大丈夫だと確信させる
  5. Action(行動):そっと背中を押す言葉で行動するように誘導する
  6. Satisfaction(満足):売って終わりではなくアフターフォローの説明をする

時代の変化に合わせたライティングで、時代に取り残されないライターを目指しましょう!

3、購買意欲を高めたい場合に使える文章術

QUESTの法則(クエストの法則)|ライターブロガーが使えるセールスライティング

コピーライティングに適した文章の型がQUESTの法則です。

この法則に従えば、セールスレターやランディングページの文章作成において、だれでも魅力的な文章が書けるようになります。

QUESTの法則は、次の頭文字から成り立っています。

  • Qualify(絞り込む)
  • Understand(共感する)
  • Educate(教育する)
  • Stimulate(興奮させる)
  • Transition(行動させる)

QUESTの法則を簡単に説明すると、読者の興味を引き・その欲望をかき立て・この商品を買いたい、という気持ちにさせる文章術です。

法則に当てはめた例文がこちらです

1、絞り込む(ターゲットを絞り込む)
Webライターを始めて間もないライティングに初心者なら、まずは文章の型を覚えましょう。

2、共感する(悩みを理解して共感する)
「文章がまとまらない」「なかなか先の文章が書けない」「執筆に時間がかかる」などの悩みがありませんか?

3、教育する(要望や課題の解決方法を提示する)
その悩みは文章の基礎を理解することで解決できます。なぜなら型を理解すれば、言葉を当てはめていくだけで文章が完成するからです。

4、興奮させる(購買意欲を高める)
パズルは完成形を見ながら作成すると思いますが、完成形が分からないとかなりの時間を要するでしょう。

文章の型も同じで完成形を知っておくだけで、執筆の効率はあがり魅力的な文章が書けるようになります。

5、行動させる(ターゲットを顧客へ変化させる)
「これからライティングで稼いでいきたい」そう考えているひとこそ、文章の型を覚えましょう。

遠回りするか近道するか、ここが分かれ道だと気がつけば、その他大勢より優位なポジションが取れるようになります。

セールスライティングに最適なQUESTの法則を理解して、自分のサービスや商品を紹介してみましょう。

世界中のマーケターやセールスライターが利用するQUESTの法則。

この法則をマスターできれば、売上を大幅にUPできるかも知れません。

ストーリーフォーミュラ|人を魅了するストーリーの型

伝えたいことをストーリー化することで、相手がイメージしやすくかつ感情に訴えることができる提案技法、それがストーリーフォーミュラです。

ストーリーフォーミュラは、次の7ステップで構成されます。

  1. 似ている現状
  2. 挫折
  3. きっかけ
  4. 成功体験
  5. メソッド化
  6. 他社の成功
  7. 次はあなた

この7つのステップを使って、自分のことをストーリー化してみましょう

1、似ている現状(私もあなたの同じような人間だった)
やりがいを見出せない会社員生活。週末を目標に平日をなんとか乗り切るも、楽しい土曜日は一瞬で過ぎ去り、やってくるのは翌日を気にする日曜日。

そしてまた憂鬱な月曜日がやってくる。そんな負のルーティンを私も15年以上続けてきました。

2、挫折共感を得るために挫折の経験を語る)
こんな日常から抜け出したい、そんな想いでさまざまな投資(FX・株)や副業(せどり・ブログ)に手を出しました。

でもどれも成功することはなく資金はどんどん減るいっぽうだったのです。

3、きっかけ(挫折から抜け出せたきっかけ)
そんな挫折続きの日々から、抜け出すきっかけをくれたのが「嫌われる勇気」という本です。

嫌われる勇気は、自分のこれまでの考えを改めさせてくれました。

4、成功体験(きっかけからどのような成功を手に入れたのか)
「嫌われる勇気」の中にある一文に感銘をうけ、諦めず副業に挑戦し続けたことで、Webライターという副業に出会い、月に1万円以上稼げるようになったのです。

5、メソッド化(自分の成功体験を体系化する)
挫折ばかりだった私がやってきたことはただひとつです。それは諦めず挑戦し続けること

諦めてしまえば成功する確率はその時点で0ですが、諦めなければ成功する確率は決して0にはなりません。

6、他社の成功(他社の成功を記載することで再現があることを示す)
私と同じように結果が出ていなかった人が、あきらめず継続してきたことで、結果が出るようになったのを実際この目で何人も見てきました。

7、次はあなた(だからあなたにもできる)
このように諦めず継続すれば成功する可能性は高まります。取り組み方や人との出会いなどによっては、より早く成功することも不可能ではないでしょう。

あなたも今はまだ挫折続きかもしれませんが、諦めない心が成功への近道だと心に刻んでください。

勝手に作り上げたストーリーですが、それなりにあなたの心に訴えかけるものがあったのではないでしょうか。

ストーリーフォーミュラはストーリー化することで、多くの人が興味を持ちやすくイメージしやすいため、記憶に残りやすいという特徴があります

共感を得たい場面、たとえばスピーチやプレゼンなどには有効な手段といえるでしょう。

文章の型まとめ

文章の型を知っておくだけでも、段違いに文章の知識はアップするでしょう。

文章の型を自分のものにできるまでは、実際に文章を書く際に文章の型を見ながら書いてください。

まずは「この部分はあの文章の型が使えるかもしれない」、そうやって思い出せるようにしておくことが大切です。

このブログ記事のリンクを把握しておき、執筆の際いつでも活用できるようにしておきましょう。

文章の型どおりに執筆する。

ことを実践するだけで、あなたの文章は魅力的になるはずです。

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