スノーボード初心者のためのステップアップガイド。上達するための練習方法。

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こんにちはココです。

スノーボードを始めようと思っている皆さん、こんな疑問や不安はありませんか。

スノーボードをはじめてみたいけど、最初はどうすればいいの?

滑れるようになるには、どんな練習が必要?

そんな方は、ぜひこの記事を見てください。

この記事を見れば、練習の順序や滑るためにやるべきことが分かります。

実際にスノーボードインストラクター経験がある私が、その時の経験をもとに記事を書いています。

これから始める方、現時点で上手く滑れない方、人への教え方に困っている方に読んでもらえると幸いです。

目次

練習を始めるその前に

「さっそく練習方法について」と行きたいところですが、その前に事前準備や確認などをしていきましょう。

スタンスの把握

スノーボードで滑走する際の前足を確認しましょう。人により異なりますので感覚的に把握しておきます。

右利きの方は、基本的に左足が前のレギュラースタンスになります。逆に右足が前になる方はグーフィースタンスになります。

レギュラーが大多数、グーフィーが少数となります。自分で判断できない場合は、とりあえずレギュラーで始めてみましょう。

自分のスタンスのは、スノーボードのセッティングやレンタルの時に把握しておく必要があります。

道具の準備と確認

まずブーツがしっかり締まっているか確認をしましょう。締まっていないと力が上手くボードに伝わらなかったり、怪我の原因にもなります。

スノーボードのセッティングは問題ないか確認しましょう。ビンディングの向き、取り付け位置や角度がちゃんと出来ていないと上達スピードも変わってきます

準備運動

スノーボードは両足が固定されたスポーツです。体が動く範囲が制限されるため、怪我予防のためストレッチは必ず行いましょう。

スノーボードでは、肩・手首・ひじ・ひざなどの間接や、頭部の打撲などの怪我が多く発生しています。

ストレッチは脚部以外にも、手首・腕・首・肩などもしっかりストレッチしてください。初心者は転倒回数が多くなるので、下半身の他上半身の負担も大きくなるためです。

スノーボードを始めてばかりの場合、スノーボードに行ったあとは転倒などによる痛みや筋肉痛が発生します。

最初のほうは、スノーボード後の筋肉痛や打撲など体の負担も考慮して、スキー場に行く日を決定することをオススメします。例えば、土曜日にスノーボードに行き、日曜日は休むなどです。

体への負担を翌日に残さないよう、滑走前だけでなく滑走後にもストレッチを行いましょう

プロテクターやヘルメットの準備

転倒のダメージを軽減するものとして、プロテクターやヘルメットがあります。

プロテクターは、膝・お尻・腰などの部位をスポンジやプラスチックで保護するものです。転倒時にプロテクターがあることで痛みや衝撃を軽減できます。

各部位ごとに装着できるものや、履いたり着たりするタイプのものがあります。好みに応じて使ってみると良いでしょう。

ヘルメットは頭部へのダメージを軽減できます。ヘルメットがあれば、安心安全にスノーボードを楽しむことがでます。

理解しておくこと

スノーボードはスポーツです。人にはそれぞれ得手不得手や向き不向きがあります。これは出来るけど、こっちは出来ないなど出てくるでしょう。

楽しく上達するためには、出来ないことをずっと続けるのではく、出来ないことは飛ばして次のステップに進むことも必要です。

このあと練習ステップについて記載していますが、立ち止まらずどんどん次のステップに進むことおすすめします。

いろんなことを経験することで、出来なかったことが出来るようなることがあるからです。

スノーボードはバランス(重心移動)のスポーツと認識しておくと上達が早くなるかもしれません。

それでは、実際に滑れるようになるための解説に入っていきます。

スノーボードに慣れる

最初のステップはスノーボードに慣れるです。足が固定された状態に少しずつ慣れて行きましょう。

スノーボードに慣れるの段階は、なるべく平坦は場所でやってみてください。

ワンフット(前足のみ装着して状態)

いきなり両足を付けるまえに、まずは片足(前足)のみ装着してワンフットの状態を経験しましょう。このワンフットは、リフトの乗り降りやゲレンデ内での移動に使います。

最初は慣れるだけ、実際にリフトに乗るまえに再度練習します。

両足装着

ワンフットの次は実際に滑る時の状態になります。さきほどの片足装着からもう片方の足も装着します。

両足装着の状態で立つことになれましょう。

この時点で、転倒時の動作も把握しておきます。転倒時は受け身を取る形でこけます。なるべくダメージを少なるするためです。

受け身が分からないという方は、転倒するときに地面からの距離をなるべく近します。距離が短くなると負担も小さくなります。地面との距離を近くするため、転倒直前にしゃがむことが有効です。

とはいっても慣れないなかで急にできるものでもありません。転倒も経験ととらえ徐々に慣れていきましょう。

ボードスライド(板を横にして状態で滑る)

斜面で立つ

平坦な場所で立つことが出来たら、少し斜度のある斜面で立つ練習をしましょう。

実際にボードをもって斜面を歩いて上り、斜度のある場所で両足装着します。平坦な場所に比べ、ボードが勝手に滑るため立つことが難しくなります。

大多数の方は、斜面下部を向いた状態が立ちやすいですが、斜面上部を向いたほうが立ちやすい方もいます。得意な方から練習してください。

立つことが難しい場合は、雪面に段差を付け板が滑っていかない状態にすると立ちやすくなります。

ボードスライドの実践

立つことができたら、立った状態からそのまま(ボードを横にしまま)雪面を滑らせるように滑ってみましょう。これをボードスライドと言います。

立った状態から、つま先(またはかかと)に少し体重を掛けるとボードが滑り始めます。止まる時は重心をもとに戻す(立っている状態に戻す)とボードは止まります。

つま先に体重を掛ける場合は、スネを押し出す。かかとに体重を掛ける場合は、ハイバック(ビンディング背もたれ)を押し出す。この点を意識すると良いでしょう

ボードスライドが出来れば、ある程度の斜面でも滑って降りることが出来ます。ボードスライドができたらさっそくリフトに乗ってみましょう。

リフトに乗る

ボードスライドができるようなったら、リフトに乗りコースに出ることで練習する距離を伸ばしていきます。

リフトの乗り降りはワンフット(前足のみ装着した状態)になるため、リフトに乗る前にワンフットの練習をしましょう。

ワンフットで歩く練習(リフトに乗る前の動作)

ワンフットは前足のみ装着した状態です。リフトに乗る前にワンフットで歩ける状態にしておきましょう。歩くスピードは遅くても問題ありません。

ワンフットのコツは細かく歩くイメージです。前足と後足に対して交互に体重を乗せ換えて進みます。ボードの先端を進みたい方法に向けることで進みやすくなります

地面が平坦でない場所は、ボードを雪面に対して水平ではなく、エッジ(ボード横の鉄の部分)を雪面に食い込ませることで足場ができるため、歩きやすくなります

ワンフットで滑る練習(リフトから降りる動作)

次はリフトから降りる際の動作の練習です。

リフトから降りる時は、前足のみ装着した状態で滑って降りることになります。前足を装着したまま、前後のビンディングの間に後足を乗せた状態で滑らないといけません。

このワンフットでリフトから降りるという状態に慣れるため、リフトからおりる練習をしておきましょう。

最初のうちは、リフトから降りる際の転倒は仕方のないことです。なかなか難しいので慣れるまで経験が必要です。

練習は平坦な場所で次のようにやります。

後足で地面を蹴り前足に体重を乗せる。前足に体重を乗せたら、蹴った後ろ足は前後のビンディングの間に乗せる。といった要領です。

蹴った後に両足でボードに乗っている状態こそが、リフトから降りる時の状態と同じ状態になります。

慣れないうちは、地面を蹴ってから進む距離が短いですが、上手くなると進む距離がどんどん伸びていきます。

ワンフットで蹴って進む時は、行きたい方向にボード向けることと、体をボードと平行に保つこと、顔は行きたい方に向けることがポイントです。

実際のリフト乗り降り

リフトに乗る前には、ビンディングのハイバッグが倒れているか確認します。ハイバックが立ったままの状態では、ハイバックが地面とリフトに挟まる可能性があり、それが原因で破損やケガをする可能性があります。

リフトに乗る際は、リフト係員の誘導に従いましょう。

ワンフットの状態で進み、リフトが来たらタイミングよくリフトに座ります。

リフトに座る時は、ボードを進行方向に向けましょう。ボードが横になっているとビンディング同様に破損やケガの恐れがあります。気を付けてください。

降りる場所が近づいてきたら降りる準備をしましょう。

降りる時はボードを進行方向に向けます。地面が届く場所に来たらボードを雪面に押し付けます。

ボードが雪面に付いたら、後ろ足を前後のビンディング間に乗せ、リフトからお尻を離します。

両足をボードに乗せたら、真っすぐ進みましょう。リフト降り場は下り傾斜になっています。少しスピードが出ますが、ボードを進行方向にむけたまままっすぐ進んでください。

最初は恐怖心から後傾(後ろ足荷重)になり、転倒することが多いです。恐怖心に打ち勝ち、両足荷重でそのまま進むことを心掛けましょう。

ボードは進行方向にむけ、体はボードと平行を保ちます。顔は進行方向をむきます。ボードと体が平行な状態から、体を進行方向に開く(ボードに対して90℃)とボードも同様に動き止まることができます。

木の葉滑り

コースに出たら、ボードスライドから木の葉滑りの練習に進みます。

コース下部(谷側)を向いた形と、コース上部(山側)を向いた2方向があります。得意な方向から練習しましょう。

木の葉滑りは、ボードスライドの状態から左右行きたい方向へ進む滑り方です。ボードスライドの状態から、左右行きたい方向の足のつま先(谷側の前向きの場合)またはかかと(山側の後ろ向きの場合)に体重を少し掛けることで、行きたい方向にボードが傾き、傾くことにより傾いた側に進むことができます。

つま先またはかかとに体重を掛けると言いましたが、つま先はスネを押し出す、かかとはハイバックに押し当てるような感じにすると上手くいきます。

止まる時はボードをボードスライドの状態に戻してブレーキを掛けると止まります。

斜めに進むことで恐怖心がでるかもしれませんが、後ろ足体重にならないよう気を付けましょう。後ろ足体重になると余計にスピードがでてボード操作が出来なくなります。

直滑降殻の停止

木の葉滑りで行きたい方向に行けるようになったら、次は直滑降殻の停止を練習しましょう。

木の葉より、よりボードを斜面下部に対してな真っすぐるようにしてから、止まるまでの動作を練習します。

板を真っすぐにするには、木の葉よりより板を斜面下部方向へ傾ける必要があります。

木の葉でやった前足(進行方向側)のつま先とかかとへの体重移動を増やし、板を斜面下部方向に向けます。ポイントは、ここで斜面下部に対して真っすぐなるまでボードを向けることです。

ボードがが斜面下部対して真っすぐになったら、止まる準備をします。

止まるには、斜面下部に対して真っすぐの状態から、両胸が斜面下部に対して平行になるよう開いて行きましょう。

胸を斜面下部に平行に開くことで、下半身が上半身につられて、板も同じように斜面下部と平行になるようになっていきます。すると板が斜面に対して横になる止まることができます。

逆の場合は、両胸を斜面上部を向けることで背中側を斜面下部にて止まることができます。

直滑降で板がまっすぐ下に向く時間がなるとスピードが出てしまいます。なるべく真っすぐな状態を少なくすることと、緩斜面で練習することで恐怖心を少なくすることができます。

ターン

木の葉滑りと、直滑降からの停止ができるようなったら、この二つを結び付けてターンを完成させましましょう。

ターンはボードを斜面に対して横にした状態から、木の葉滑りの最初の動作のようにボードを斜面下側に傾けます。

傾いたら、直滑降のようにさらにボードを斜面下側に真っすぐ向けます。

そこから直滑降からの停止の要領でボードを斜面に対して横に向けていきます。スピードが出て怖い場合はや慣れないうちは、ボードを横にしたときに停止しても大丈夫です。

慣れてきたら停止せず、そのまま次のターンにつなげる練習をしましょう。

背中側のターンとおなか側のターンを組み合わせれば、一つのターンが完成します。

ターンが出来ると無限に楽しさが広がります。ターンにチャレンジして無限の楽しさを手に入れましょう。

おさらい

ここまでのステップアップの流れをおさらいしましょう。

  • 平坦な場所でスノーボードを装着してみる
  • 少し斜度がある場所に移動し横滑り(スライド)の練習
  • ワンフットの練習
  • リフトに乗りコースに出る
  • 木の葉滑りを練習する
  • 直滑降からの停止を練習する
  • 木の葉滑りと直滑降からの停止を合わせてターンの練習をする

ひとつづ分けて練習することで理解が早まります。恐怖心など出る場合は、恐怖心を感じない斜度での練習を心掛けてください。

練習の際の気を付けるポイントです。こちらも意識して練習してみてください。

  • 重心の位置…後ろ荷重にならないよう注意する。初心者のうちは進む方向の足(前足)荷重を意識しましょう。
  • 目線…行きたい方向に目線を向ける。意識付けのため、行きたい方法を指差す方法も有効です。
  • リラックス…慣れない動作で力が入るところですが、意識的にリラックスするようにしましょう。無駄に力が入ることで上達の妨げにならないようにしましょう。

まとめ

スキー場の雪質は、日にち・時間・天候によりさまざまに変化します。

カチカチの日もあれば、降雪後でフカフカの場合もあります。日により状況が違うので同じスキー場でも、毎回おなじように滑れるかというとそうかはいきません。練習を重ねどんなコンディションでも滑れるようになりましょう。

滑れるようになると、スノーボードの楽しみ方も無限に広がります。

滑りの追求、ジャンプなどのスノーパークを楽しむ、競技に挑戦する、今流行りのグランドトリックをするなど、スノーボードの楽しみ方も人それぞれです。それぞれの楽しみ方を見つけてみてください。

最後にスノーボードを楽しむためのヒントです。

できないからと言って同じばかりしないで、できない場合は次のステップに進むことも大切です。

なぜなら、ひとによってできることや得意なことが違うからです。

スノーボードを楽しいと感じることが上達の一番の近道です。型に捕らわれ過ぎないようにしましょう。

まづいたときは、スノーボードスクールの活用も有効です。上達の糸口が見つかるかもしれません。

この記事が少しでも皆さん役に立ち、スノーボードの楽しさが分かってもらえると嬉しいです。

ではまた!

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