・週末のキャンプはどこに行こう?
・家族で楽しめるキャンプ場ないかな?
・キャンプ場が多すぎて絞り込めない…
このアウトドアブームの中でキャンプ場選びを託されたあなた、キャンプ場はみつかりましたか?なかなか見つけることができず、リサーチに疲れていませんか?
人気のキャンプ場は数週間前から予約でいっぱい。それでも、なんとか空いているキャンプ場を見つけたけれど、今度は情報が少なくて予約の決断ができない。こんなことの繰り返しだと思います。
この記事では、実際にキャンプをしてみるまで詳細がよく分からなかった「ひろしま県民の森キャンプ場」について、体験をもとに記事にしています。
ひろしま県民の森キャンプ場とは?概要について解説
ひろしま県民の森キャンプ場は、広島県北部の比婆道後帝釈国定公園内にあります。
比婆道後帝釈国定公園(ひばどうごたいしゃくこくていこうえん)は、広島県・島根県及び鳥取県にまたがる国定公園である。
総面積は8,416haで、三井野原・比婆山・吾妻山・船通山・道後山の中国山地の中央部の山々と帝釈峡からなる。 1963年(昭和38年)7月24日に指定された。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「ひろしま県民の森」はキャンプだけでなく、トレッキング・スキーやスノーボード・紅葉など、様々なアクティビティが楽しめます。
また、公園センターも併設されており、売店・レストラン・浴場・宿泊などの設備が整っているため、年間を通してアウトドアを楽しむ方で賑わいます。
ひろしま県民の森キャンプ場は、庄原IC、東城ICから車で約40分
ひろしま県民の森キャンプ場の詳細(写真・口コミなども)
えっ、なんでこんなに情報が少ないの?
「ひろしま県民の森キャンプ場」を検索すると、その情報の少なさ困惑したひとも多いはず。
私自身が情報の少なさに困っていたので、参考になればと思い記事を書きました。
各キャンプサイトの紹介
ひろしま県民の森キャンプ場には3つのキャンプエリアがあります。
その3つがこちら。
- リバーキャンプフィールド
- ファミリーキャンプフィールド
- フォレストキャンプフィールド
ひろしま県民の森キャンプ場は、各サイトがひと昔前の小さいサイズとなっており、2ルームテント+タープなどのスタイルは設営が困難です。
他のお客さんの迷惑にならない範囲で楽しみましょう。
リバーキャンプフィールド
リバーキャンプフィールドは、公園管理センターから最も近いサイトです。
サイトの横には川が流れており、夏には川で水遊びができます。
・テントサイトは8区画
・水道設備は1区画(水道が2つあるだけで野ざらし)
・トイレは公園管理センターを利用(夜間はキャンプセンター)
サイトへの車の横付けはできないため、公園管理センター前の駐車場を利用します。
荷物の搬入時はテントサイト横の道路に、車の横づけが可能なため、特に問題なく荷物の積み下ろしができます。
ファミリーキャンプフィールド
ファミリーキャンプフィールドは、テントサイト横に車やバイクが横付けできる、オートサイト形式のサイトです。
ただし最近の大型オートサイトに比べて、サイト自体が小型となっています。
・テントサイト21区画
・炊事棟2棟(屋根付き)
・トイレ1ヶ所(水洗完備)
グループキャンプができる場所もあり設備も整っているので、ファミリーやグループなどにはこちらのサイトがおすすめです。
フォレストキャンプフィールド(常設テント区画)
フォレストキャンプフィールドは、「常設テント区画」と「通常のテント区画」に別れています。まずは常設テント区画から解説します。
常設テントサイトは、フォレスキャンプフィールどの奥から手前にかけて広がります。
・常設テントサイト48区画(内バリアフリー5区画)
・炊事棟2棟(いずれも常設テントサイト側にあります)
・トイレ2ヶ所(常設テントに1ヶ所(水洗)、通常サイトに1ヶ所)
4月から11月のみしか設置がありませんが、頑丈なテントは自然の影響を受けにくいので、キャンプ初心者や学校行事などの利用に最適です。
フォレストキャンプフィールド(通常テント区画)
こちらは、フォレストキャンプフィールドのなかで、通常のテントサイト区画になります。
キャンプに必要なテントなどはご自身で持ち込みが必要です。
通常テント区画は、フォレストキャンプフィールドの中で、公園管理センター側の手前に位置しています。
・テントサイト14区画
・炊事棟2棟(いずれも常設テントサイト側にあります)
・トイレ2ヶ所(常設テントに1ヶ所(水洗)、通常サイトに1ヶ所)
こちらのは車の横付けが可能なため、荷物の積み下ろしなどが簡単ですが、場所により駐車スペースが小さいところあるため、大型の車両は事前確認をしておくと安心です。
各料金
■テントサイト料金
・各テントサイト 1区画 3,000円
・常設テント 1区画 3,700円
■キャンセル料金
・前日13時以降 50%
・当日 100%
各キャンプサイトの比較まとめ
個人的な主観ですが、サイトごとに比較をしてみました。
良い◎、やや良い○、どちらとも言えない△、やや悪い▲、悪い✖️
サイト種別 | サイトの広さ | トイレ | 炊事場 | トータル評価 |
---|---|---|---|---|
リバーサイト | △ | ✖️ | ▲ | △ |
ファミリーサイト | ○ | ◎ | ○ | ○ |
フォレストサイト(常設) | △ | ◎ | ○ | △ |
フォレストサイト(通常) | △ | ✖️ | ○ | ○ |
リバーサイトはサイトは、サイトのすぐ横に川が流れている、公園管理センターがすぐなどのシチュエーションが魅力です。
一方でおすすめできないマイナスポイントが。それは、炊事場が野ざらしの蛇口二つのみ、公園管理センターが営業後は、老朽化したキャンプセンターのトイレしかなく、おとなでも恐怖を感じるほどの雰囲気を醸しだしています。プラスとマイナスをどう捉えるかが鍵になります。
ファミリーサイトは、ひろしま県民の森キャンプ場で、私が最もおすすめするサイトです。
オートサイトであり、トレイは数年前に建て替えされておりきれい、炊事場も充実しています。少し隣のサイトと距離が近いですが、設備も整っておりキャンプを楽しめることでしょう。
フォレストサイトの常設テントサイトは、学校行事や子ども会などにおすすめです。こちらのトイレも数年前に建て替えされておりきれいです。炊事も2棟あり大勢での利用も問題ありません。
フォレストサイトの通常サイト側にあるトイレは、老朽化が激しいため、常設テントサイトのトイレを利用すると良いでしょう。炊事棟も常設側を使用すれば問題ありません。通常サイトはオートサイトとして利用できる点が大きなポイントです。きれいなトイレと炊事棟が常設サイト側にあるため、少し離れていますが、その点さえ許容できれば問題なくキャンプを楽しめます。
その他キャンプ場情報
キャンプやトレッキングの拠点となるのがこの「公園センター」です。キャンプに来たなら、この公園センターでまずチェックインを済ませましょう。
木の温もりを感じるロビーで、軽食、コーヒーなどの飲食物やキャンプ道具、雑貨などの販売もあります。その他にも、レストランや浴場などがあり、管理センターだけでも楽しめます。
チェックイン 12:00
チェックアウト 11:00
・ゴミは持ち帰りとなります。
・灰や炭は炊事場にある灰捨て場に捨てることができます。
- 標高が高く夏でも快適に過ごせる。
- 車の横付けができて低価格なところが良い。
- サイトによって大きさが様々なので、大きなテントの場合は、予約の際に確認したほうが安心。
- とにかく自然が豊か、その分虫も多い。
- お風呂の受付が17:00までなので、もっと遅くなるとありがたい。
- トイレや炊事棟など、管理が行き届いていない印象。
- 冬キャンプが楽しめてサイコー!
- 春はトレッキング、夏はキャンプ、秋は紅葉、冬はスキーとスノーボードと一年中楽しめる。
ひろしま県民の森キャンプ場のメリット・デメリット
こちらでは、実際に利用したことでわかったことを記載しました。
情報が少ない、ひろしま県民の森キャンプ場の把握に役立ててください。
デメリット(残念なところ)
- リバーサイドキャンプフィールドの夜間のトレイ(キャンプセンター利用時)が古すぎる
- ひとつのサイトが小さめ
- お風呂はあるが登山客がメインのため、17:00までの受付で18:00終了とキャンプでは利用しづらい
- キャンプ場に関する情報が少ない
- 虫が多い
リバーサイドのトレイ問題さえなんとかなれば、より利用客が増加するのではないかと個人的に感じています。
メリット(良いところ)
- 低料金
- 自然が豊か
- キャンプだけではなく、いろんな楽しみ方ができる
- 冬キャンプも可能
- 標高が高く、平地に比べ夏でも快適に過ごせる。
標高が高いおかげで、夏でも比較的快適に過ごすことができます。ただし気をつけてもらいたいのが、春や秋の日中と夜間の寒暖差です。
5月下旬にキャンプを楽しみましたが、日中は半袖で快適でしたが、夜間は灯油ストーブなしでは寝付けないほど気温が下がりました。事前にしっかりと準備することをおすすめします。
ひろしま県民の森キャンプ場近くの「おすすめ観光スポット」
奥出雲の豊かな自然からつくられるそばは絶品。県内外から多くの方がそばを目当てに訪れます。
ぜひおいしいそばを体験してください。
ヤマタノオロチをイメージした日本一のループ橋で、遊歩道・展望台・道の駅などが併設されています。
赤い三井野大橋は写真映えスポットとしても人気です。
JR木次線の出雲坂根駅から三井野原駅間の急勾配を、列車が前後に折り返して運転する方法。
三井野原駅は標高727メートルで、JR西日本管内で最も高い場所にある。出雲坂根駅との経講座は160メートルあり、その高低差を進むために作られた「3段スイッチバック」は全国でも珍しい。
ひろしま県民の森キャンプ場のまとめ
ひろしま県民の森キャンプ場は、なんでも揃っている便利な高規格のキャンプ場ではありませんが、自然を十分に満喫できるキャンプ場です。
キャンプ本来の自然を感じるキャンプという点では、とても魅力があります。
春夏秋冬でその表情もさまざまなため、いつ来ても新鮮な思いでキャンプをすることができるでしょう。
ファミリーキャンプなら、ファミリーキャンプフィールド。ソロキャンプや玄人なら、リバーサイドフィールドやフォレストキャンプフィールドと、用途や環境により自分に合ったサイトを選べる点も、良さのひとつです。
国定公園内にある自然豊かなキャンプ場で、心も体もリフレッシュしてみませんか。
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